ラグビーに捧げた半生
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生前からラグビーと銀行業務という二足のわらじを、高いレベルで履きこなしているという話も、「すごい人がいるもんだ」と思ったものです。
その宿沢さんの半生を描いたのが本書です。著書の永田さんが仰るように、出版の時期的には「運を支配した男」の後になっていたので、もしかしたら二番煎じな感じがあるのかな?とも思いつつ購入しましたが、全く別物でした。
先に述べた二足のわらじで言えば、宿沢広朗さんのラグビーの側面を、日本代表監督だった時代から協会強化委員、理事に渡るまでを詳細に記述していると思います。これは作者がラグビーを永く見続けてきたジャーナリストだからこそなんでしょうね。
特に後半に記述してあるラグビー協会、ラグビー日本代表の改革が志半ばであったことの無念さが非常に伝わってきます。宿沢さんとしては、そんな状況に甘んじることなく、次を目指していたことも伝わってくるだけに、逆に早すぎる死であったことが痛切に感じました。
もちろんご家族から見た宿沢広朗、銀行員としての宿沢広朗も誌面を割いて語られていますが、印象的には上記したように、ラグビーに軸足のあるのが本書だと思います。
残念なのは高校以前の記述がほとんど無いこと。個人的には高校の後輩であるだけに、その辺のことから書いてあるとうれしかったなぁ・・・。
ラグビー経験者で、宿沢さんに興味のある方にお薦めします。
引用元:ラグビーに捧げた半生
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